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大地の実り~美瑛産ジャガイモの魅力

美瑛の名産品といえば、ジャガイモ!

 

北海道は、日本で1番のジャガイモ産地です。

ここ美瑛もジャガイモの一大産地で、町の歴史と同じぐらいジャガイモ作りの歴史も長いです。

もし美瑛町民に「美瑛らしい農作物と言えば?」と質問したら、多くの人が「ジャガイモ」と答えると思います!

 

 

実際、美瑛町は常にジャガイモ生産量で全国20位以内に入っているそうです。

さらに、大手スナック菓子メーカーと契約している農家さんもたくさんいらっしゃいます。

もしかしたら、皆さんが食べているポテトチップスも、美瑛産のジャガイモかもしれませんね!

 

ジャガイモは、豆・小麦・ビート(甜菜)と共に、輪作体系のローテーションを担う重要な作物です。

美瑛の主要農産物であるだけでなく、美しいパッチワークの丘の景観も形作っています。

美瑛のジャガイモについて、もっと詳しく見ていきましょう!

 

注意

この記事の写真は全て、農家さんの特別な許可を得て撮影しています。

畑は私有地であり、許可なく立ち入ることはできません。

また、靴底についた雑菌などから、農作物に病気が発生するおそれがあります。

畑には決して立ち入らないよう、ご理解とご協力をお願いします。

 

1ジャガイモって・・・トマトなの?!

 

この実は、何の実かわかりますか?

 

 

「ミニトマト!」

 

そうですよね(笑)

でもこれ実は・・・・ジャガイモの実なんです!

ジャガイモは種イモから育てるケースがほとんどですが、この実の中にある種から育てることもできるんです。

 

「えっ?! あれがジャガイモの実なの?! でも、トマトそっくり・・・」

 

はい、実はあながち間違いではありません。

植物の分類で考えると、ジャガイモはトマトの仲間なんです!

トマト、ジャガイモ、ナス、ピーマンなどは、同じ「ナス科」の植物です。

同じ仲間だから、実の形が似てるんですね!

 

半分に切ってみても、やっぱりミニトマトに似てますね!

 

もちろん、私たちが食べる部分はこの実ではありません。

実は、この実には毒があるんですよ!

 

私たちが食べる部分は、土の下で大きくなる根っこの一部です。

そのため、収穫する際には土の中から掘り出さなくてはいけません。

この収穫作業を効率的に行うため、農家さんは最初から盛り上げた土の中に種イモを植えます。

美瑛の丘でこの盛り上がった「畝」を見つけたら、それは間違いなくジャガイモ畑ですよ!

 

盛り上がった畝のラインは見た目も美しい・・・

 

5月に植え付けられたジャガイモは、6月に入って気温も上がってくると、どんどん芽が伸びていきます。

そして、6月の終わりから7月にかけて、我々に素敵なサプライズを届けてくれます!

 

 

この美しい花畑は、決して観賞用ではないんですよ!

これは、ジャガイモの花なんです!

これが自然にできた風景だなんて、信じられないですね。

 

ちなみに、ジャガイモの花の色は種類によって違いますが、大半が白かピンク色です。

たまに、紫色のお花も見かけることがあります。

 

こちらは北海道ではポピュラーな品種「キタアカリ」の花です

 

ジャガイモの花について、詳しくはこちらの記事をチェック!

 

さて、ジャガイモはもちろん、お花を観賞するために植えられたわけではありません。

お花が終わってからの作業が本番です・・・・

 

2ジャガイモを収穫してみよう!

 

農家さんが作った、土を盛り上げた畝を覚えていますか?

収穫シーズンを迎えた時、どうしてこんな畝にしたのかがよーくわかりますよ!

 

ジャガイモは地中深くに実をつけますが、地表面の土は風雨にさらされて固く締まっていきます。

もしジャガイモが平らな地面に植えられていたら、その固くなった地面から掘り起こすのはかなり大変な作業になります。

また、ジャガイモを傷つけるリスクや、どこにあるのか探し当てられないケースもあると思います。

しかし、こうして畝を高くしておけば、この盛り上がった土の部分だけをさらえばジャガイモを収獲することができるため、労力をかけて穴を掘らずに済むんですね!

 

畝をちょっと削るだけで、簡単にジャガイモが出てきます!

 

もちろん、ジャガイモの収穫はほとんど重機で行われます。

重機で収穫作業を行う場合も、山型の畝をさらう方法が最も効率的です。

ハーベスターを使ったじゃがいもの収穫風景

 

ハーベスターの上では、拾い上げられたじゃがいもと、石や茎、芋の腐ったもの、形の悪いものを除きます。

 

こちらは昔ながらのやり方ですが、トラクターで掘り起こしたジャガイモを拾い集めて大きな袋に入れています

 

「ちょっと待って! ジャガイモって、こんなにいろんな色があるの??」

 

 

そうなんです!

ジャガイモは、茶色のものしかないと思ってましたか?

実は、世界には5,000種類以上のジャガイモがあって、いろいろな料理に使われています。

 

例えば、写真の赤っぽいジャガイモは「レッドムーン」という品種で、外側の皮はサツマイモのような濃いピンク色、切った中身は黄色っぽい色をしています。

「メイクイーン」のように荷崩れしないので、シチューやカレーに使うのがおすすめです。

 

もう一つの紫色のジャガイモは「シャドー・クイーン」という品種ですが、こちらは外側の皮だけでなく、中身まで鮮やかな紫色をした不思議なジャガイモです。

切った断面の写真はこちらです!

 

サツマイモみたいな「レッドムーン」と鮮やかな紫色の「シャドー・クイーン」

 

ちなみに、左の外も中も赤いのは「ノーザンルビー」、右の小さめの濃い黄色のは「インカのめざめ」という品種です

3美瑛産ジャガイモを味わおう!

 

美瑛のジャガイモを手軽に味わうには、美瑛農産物のショールーム「美瑛選果」がおすすめです!

直売所の隣に、テイクアウト専門の小さなショップがあり、そこで様々な軽食を味わうことができます。

 

特におすすめなのが、「じゃがバター」。

美瑛産ジャガイモはもちろんですが、そこに美瑛産牛乳で作られたクリーミーなバターが乗っていて、まるでホイップクリームのように融け合います。

まさに、美瑛で作られる農畜産物の絶品コラボレーションです!

 

クリームのようなバターと皮つきジャガイモのコラボが絶品!

 

美瑛のレストランやお宿のお料理でも、美瑛産ジャガイモはたくさん使われています。

美瑛に泊まって、ゆっくりと美瑛産のジャガイモ料理を味わうのもおすすめです!

 

美瑛のジャガイモをお土産で持って帰りたい方は、ポテトチップスはいかがですか!

こちらのポテトチップスは、美瑛産ジャガイモ限定で作られています。

毎年秋に収穫されてから作られるので、冬から翌春ぐらいまでしか販売されない季節限定のポテトチップスなんです!

美瑛のお土産や、帰りの飛行機のおやつにも最適ですよ~

 

味は毎年変わります! 2019-20年は、うす塩味とじゃがバタ―味でした

 

さて、ジャガイモに興味がわいてきたあなた、今度はご自身でジャガイモを掘ってみたくありませんか?

Be my BIEIでは、美瑛の生産農家さんとコラボして、ジャガイモ掘り体験を提供しています。

 

でも、ただのジャガイモ掘り体験ではありませんよ~

これまでご紹介してきた“カラフルなジャガイモ”が何種類も掘れる、激レアなジャガイモ掘りなんです!

どんな色のジャガイモが出てくるかは、掘ってからのお楽しみ♪

もちろん、掘ったジャガイモはお土産としてお持ち帰りいただける特典付きです!

 

さらにさらに、先ほどご紹介した「美瑛選果」の絶品じゃがバターと人気の苺ジュースも味わえる、お得な体験なんです~

美瑛のジャガイモの魅力を丸ごと味わえる特別な体験プログラムになっていますので、ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております!

 

カラフルじゃがいも掘り体験&
絶品じゃがバターを味わおう!

催行期間
8月下旬~10月頭
所要時間
約2時間

豊かな大地の実り、ジャガイモ。
美瑛自慢の味を目でも舌でも味わってみませんか?